d

WE ARE BRUNN

Let’s Work Together

n

Consulting

「AIがすごいのはわかるけど、結局使いこなせるの?」そんな声は、業種や企業規模を問わず多く聞かれるようになっています。近年、AI機能を前面に押し出す製品は数多く登場していますが、Odooはそれとは一線を画すアプローチを採用しています。Odoo公式のLinkedIn投稿でも「AIは主役ではなく、あくまで製品を支える存在であるべきだ」と述べられているように、OdooではAIを“業務の中に自然に溶け込み、ユーザーが意識せずとも役立つ存在”として設計しています。 本記事の構成 Odooで“これからできるようになること” たとえば、こんな場面で活躍します 「AIを使う」のではなく、「AIが自然と助けてくれる」体験へ まとめと導入支援のご案内 Odoo AI機能で業務効率化が進む注目ポイント 現在Odooが展開を進めている新機能は、「高度なAI機能」ではなく「誰もが使いやすいAI機能」です。 具体的には以下のようなアップデートが予定されています:   🧠 ERPに自然言語で質問 → 即時に回答・レポート作成 例:「今月の売上は?」「トップ5の未払い顧客を教えて」などを自然な言葉で入力するだけで、即座に回答やレポートが生成されます。 → 誰でも会話感覚で分析ができるため、担当者以外のメンバーも数値を活用可能に。   🤖 AIエージェントがチャットやメール上で自動応答・実行 WhatsApp、SMS、Eメール、ライブチャットなどの外部チャネル上で、OdooのAIエージェントがユーザーと会話し、問い合わせ対応やOdoo内部での操作(注文作成・在庫確認など)を自動で実行します。 → お客様対応のスピードが大幅に向上し、担当者の工数削減にもつながります。   📊 スマートフィールドで入力作業を自動化 取引先や商品の情報など、必要な項目がAIによって自動入力されるようになります。 → ルーティン作業が削減され、入力ミスも減少。経験の浅いスタッフでも安心して使えます。   📩 メールの要約・サーバーアクションの自動化 大量のメッセージや通知も、AIが要点を自動でまとめ、重要な情報だけを抽出。 さらに、条件に応じた自動アクション(例:特定の顧客から問い合わせがあったら担当者に通知)なども直感的に設定可能です。 → 「読む・判断する・動く」を自動化し、対応漏れや時間のロスを防ぎます。 たとえば、こんな場面で活躍します 営業担当者が出先から「今週の売上は?」とスマホで聞くだけで、即座に数字が届く カスタマーサポートチームが不在時でも、AIがチャット経由で問い合わせに対応し、見積作成や在庫チェックを実行 新入社員でも、スマートフィールドとサマリー機能により、迷わず正確に業務を進行 マネージャーが毎朝のレポートを確認する時間が半分に。重要なトピックだけをサマリーで確認可能に 「AIを使う」のではなく、「AIが自然と助けてくれる」体験へ OdooのAIは、目立つことよりも「気づいたら助けられていた」ような存在であることを重視しています。ツールに合わせて業務を変えるのではなく、業務にそっと寄り添い、誰でも使える環境を実現することがOdooのAI戦略です。 複雑な設定や専門的な知識を求めず、誰もがすぐに、自然に、業務を効率化できる──それがOdooが提供する“使いやすい業務支援ツール”の未来です。詳しい技術仕様については、Odoo公式AI機能紹介ページをご参照ください。 まとめと導入支援のご案内 Odooが実現するAI活用は、「使いやすさ」を重視した業務支援です。主役ではなく、製品を支える存在としてのAIは、日々の業務の中で自然と役立つパートナーとなります。さらに詳しくOdooのAI活用や最新機能について知りたい方は、こちらのホワイトペーパーもあわせてご覧ください。導入のヒントや実践事例が満載です。 「実際にどんな業務に使えるの?」「自社にも導入できる?」といったご質問がある方は、ぜひSazaeにご相談ください。貴社の状況に合わせたご提案から、PoC(試験導入)、定着支援まで一貫してサポートしています。 無料相談会の詳細と申し込みはこちら

店舗運営の現場では、注文受付から在庫管理、スタッフシフト管理に至るまで、多岐にわたる業務を効率化することが求められています。特に、飲食業界や小売業界では、少人数オペレーションや複数店舗管理、ブランド体験の向上など、より柔軟な対応力が不可欠です。 こうしたニーズに応える統合型業務プラットフォームとして、世界中で導入が進んでいるのが「Odoo」です。日本国内ではまだ導入事例が少ないものの、海外では飲食店やリテールビジネスを中心に、急速にシェアを拡大しています。 なかでも注目されているのが、Odooが提供する「POS(販売管理システム)」や「セルフオーダー端末」を中心とした、店舗運営支援機能です。現場の接客から、裏側の在庫・売上・スタッフ管理までを一気通貫でつなぎ、運営のスマート化を支援します。 OdooのCEOであるFabien Pinckaers氏も、公式LinkedInで次のようにコメントしています。 出典: Odoo公式LinkedIn Odooではセルフオーダー端末を、ブランドカラーやロゴに合わせて柔軟にカスタマイズする機能の拡充が進められています。単なるシステム導入にとどまらず、店舗ごとの個性やブランドイメージを反映したオリジナル仕様に仕上げられる点が、大きな強みとなっています。 本記事では、Odooの柔軟なUI対応セルフオーダー端末機能を中心に、POSからバックオフィス管理まで一元化することで得られるメリットや、飲食・小売・イベント業界における具体的な活用例をご紹介します。Odooを活用して、次世代のスマートな店舗運営へとステップアップする方法を一緒に探っていきましょう。 1. 柔軟なUI対応セルフオーダー端末機能 現在Odooでは、セルフオーダー端末のUIを各ブランドのカラーやロゴに合わせて調整できるような開発が進められています。このような柔軟性は、単なる業務効率化にとどまらず、来店顧客にとっての「ブランド体験の質」を高める施策としても有効です。 多言語対応や業態別のオペレーションに適した画面設計も視野に入れることで、店舗ごとの個性を保ちつつ、よりスムーズな注文体験を提供できます。飲食店やカフェチェーンはもちろん、フードコート内の複数ブランドや、期間限定イベントでの利用にも適しており、店舗形態に応じた柔軟な導入が期待されます。 2. POSからバックオフィスまで一元管理 Odooは、現場の接客業務から裏側のバックオフィス業務までをシームレスに連携できる点が特徴です。POS端末で入力された注文内容は、キッチンディスプレイ(KDS)やレジと即時に連携され、注文ミスや待ち時間の削減に寄与します。 さらに、POSと在庫管理モジュールが自動連携することで、商品売上に応じた在庫の自動調整が可能になります。メニューや商品情報の変更も本部側から一括反映できるため、複数店舗を展開している企業でも、店舗ごとの情報更新作業にかかる工数を大幅に削減できます。 スタッフ管理についても、Odoo上で勤怠管理・シフト調整・スタッフ別の売上実績の可視化まで一元化でき、業務の抜け漏れ防止や公正な評価制度の整備に役立ちます。 経営面では、POSや在庫情報から自動生成される売上レポートやトレンド分析をもとに、時間帯別・商品別の販売傾向を把握できるため、発注計画や販促施策の精度向上にもつながります。 3. Odooが選ばれる理由 Odooの大きな強みは、「スモールスタート」が可能な点です。 まずはPOSや在庫管理など、必要最低限のモジュールから導入し、業務や店舗数の拡大に応じてCRM、モバイルオーダー、会員アプリなどを段階的に追加していける構成になっています。初期コストを抑えながら、将来的な拡張性を確保できる設計は、個人経営のカフェから全国展開を目指す飲食チェーンまで、幅広いビジネスに適応可能です。 また、Odooの各モジュールはオープンソースベースであり、柔軟なカスタマイズ性も兼ね備えています。開発パートナーとの連携により、自社の業務フローに最適化されたUI・UX設計が実現しやすい点も、導入企業から高い評価を受けています。 4. Odoo活用シーン別おすすめ例 タイプ 活用シーン 飲食チェーン店 POSとセルフオーダー端末を統合し、売上・在庫の一元管理を実現 フードコート 複数ブランドの店舗を本部で集中管理、ブランド別カスタマイズにも対応 カフェ・テイクアウト専門店 スマホオーダー+セルフレジ化により回転率アップ イベント・催事場 短期出店でも端末導入・在庫連携がスムーズに行える 5. SazaeのOdoo導入サポート Sazaeでは、Odoo導入にあたって「現場にフィットするシステム設計」を重視しています。現状の業務フローや課題を丁寧にヒアリングした上で、必要なモジュールに絞った最適なプランをご提案します。 また、Odoo導入時に課題となりやすい初期設定やスタッフ教育、業務フローの見直しも、Sazaeが伴走しながら支援いたします。デジタルツールが「導入して終わり」にならないよう、現場定着までの運用サポートも一貫して提供しています。 「多店舗展開を予定している」「これからデジタル化に着手したい」といった企業様に対しても、スケーラブルなOdoo導入支援を行っています。まずはお気軽にご相談ください。 無料相談会の詳細と申し込みはこちら  

Odoo 19では、AI機能が大幅に強化され、従来のバージョン(Odoo 18など)と比べてより実用的かつ直感的な使い方が可能になりました。以前は手動設定が必要だった自動化機能が、今ではAIが文脈を読み取りながら自動で判断・提案してくれるようになり、ITに不慣れな方でも安心して使える設計となっています。 Odoo CEOのFabien Pinckaers氏は次のように説明しています。「Odoo 19のAI機能は、ただのツールを超え、業務の効率化と社員の生産性向上に直結する新しい価値を提供します。特に、AIフィールド機能はその代表的な進化です。」 出典: Odoo公式LinkedIn 特に注目したいのは、経費処理やメール作成といった日々の業務がAIにより簡素化され、社員がより付加価値の高い仕事に集中できるようになる点です。本記事では、Odoo公式でも紹介されている具体的な活用シーンを取り上げながら、どのようにAI機能が業務改善につながるのかをわかりやすく解説します。 目次 AIによる経費処理の自動化 AIアシスタントによる業務サポート AIフィールド機能の導入で業務入力が革新  AI活用のメリットと導入効果 Sazaeのサポートと次のステップ 1. AIによる経費処理の自動化 Odoo 19では、領収書のデジタル処理がよりスマートになっています。スマートフォンで紙の領収書を撮影するだけで、AIが画像を解析し、日付・金額・支払先・カテゴリなどの情報を自動的に抽出します。さらに、その内容に応じて勘定科目を自動で選定し、経費項目として登録してくれます。 これは、従来の「入力 → 確認 → 修正」といった手間の多いフローから、「撮影 → 自動登録 → 確認」へと大きく進化した形です。結果として、経理部門の負担が軽減されるだけでなく、現場の社員にとっても経費精算のストレスが大幅に減少します。 詳細は以下の公式ページでも確認できます: Odoo AI-powered Expense Automation 2. AIアシスタントによる業務サポート Odoo 19に搭載されたAIアシスタントは、日常業務における“ちょっとした面倒”を解消してくれる心強い味方です。 例えば、営業担当者が顧客に送るメールを作成する際、件名や本文の一部が自動的に提案されます。これにより、メール作成にかかる時間が短縮されるだけでなく、文面の質も安定します。 また、社内チャットではAIが蓄積されたナレッジをもとに、よくある質問にリアルタイムで回答してくれます。新入社員からの問い合わせ対応や、ヘルプデスク業務の負荷を減らす効果も期待できます。 3. AIフィールド機能の導入で業務入力が革新 Odoo 19で新たに登場した「AIフィールド(AI Field)」は、ユーザーがフォーム上で入力する情報に対して、AIがその文脈や過去データをもとに最適な内容を提案するという画期的な機能です。 たとえば営業案件の管理フォームにおいて、商品名や顧客名を入力すると、AIが自動的に提案文を生成し、次に取るべきアクション(例:フォローアップメールの送信、見積もりの作成など)を補完してくれます。 もう一つの具体例としては、求人管理における職務記述欄。数語を入力しただけで、AIがその職種にふさわしい詳細な説明文を自動生成。人事担当者は文面の手直しだけで済み、時間を大幅に節約できます。 このように、AIフィールドは入力支援にとどまらず、業務全体の精度とスピードを底上げする存在となっており、将来的には他モジュールとの連携も視野に入れた進化が見込まれています。 4. AI活用のメリットと導入効果 OdooのAI機能を導入することで、企業には以下のようなメリットがもたらされます。 業務の自動化:繰り返し作業をAIが代行することで、社員は創造的な業務や判断業務に集中できます。 意思決定の迅速化:AIによるリアルタイムな分析・提案が、経営判断のスピードと精度を高めます。 コスト削減:人為的ミスや作業の重複が減ることで、運用コストや修正対応の工数が削減されます。 競争力の向上:先進的なAI技術を活用することで、業界内での差別化を図りやすくなります。 AIは「業務の一部を効率化する手段」から、「業務全体のあり方を変える存在」へと進化しています。 5. Sazaeのサポートと次のステップ 「OdooのAI機能、うちでも使えるのだろうか?」とお考えの方は、ぜひSazaeにご相談ください。 当社では、業種・業務フローに応じた最適なOdoo導入プランをご提案し、初期導入はもちろん、AI機能の活用支援や業務改善コンサルティングまで一貫してサポートしています。 無料の導入相談も受け付けておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。 無料相談会の詳細と申し込みはこちら  

    会社名:三井・ダウ ポリケミカル株式会社 業種:石油化学および合成樹脂の製造・販売 従業員数:51-300名 課題:社内DX推進     コンサルタントの伴走支援にて社内DXプロジェクト推進に貢献 1960年に創業した三井・ダウ ポリケミカル株式会社は、日本を代表する総合化学会社である三井化学株式会社と素材化学ソリューション・プロバイダーとして世界をリードする米国ダウ・ケミカル社との合弁会社です。ポリエチレン系の高品質かつ高い技術力・独自性ある製品の開発により事業を行っており、カップ麺の蓋や食品包装、ゴルフボールの表皮など様々なものを製造しております。社内でのデジタル活用やDX推進を行っている業務改革推進室の山田様、杉原様にSazae社のサービス利用(コンサルタントサービス)の利用経緯や効果を伺いました。       デジタル活用/DX推進へ向けて Q.業務改革推進室は社内でどのような役割を果たしていますか? 2021年度に策定した弊社長期経営計画における「2030年近傍のありたい姿」実現に必要な経営基盤・事業基盤の変革を加速する​ことをミッションとして2022年7月に業務改革推進室が発足し、新しいデジタル技術の活用も検討しながら社内業務の改革・DX推進を行っております。弊社はIT部門の体制が弱く、そのため業務システムの導入は各部署が独自に行ってきたため、全社でどのようなシステムが利用されているかを網羅的に把握できておりませんでした。そのため基幹システムの移行や、BCP対策を検討するうえで、全社システムの現状把握から着手する必要がありました。   Q.従来の業務でどのような課題がありましたか? 親会社で使用しているSAPがR/3からS/4 Hanaへ移行するというのが決定しておりましたが、周辺システムに多数の作りこみがあり、システム移行がうまくきちんと検証する必要がありました。また計画系業務は、別のSaaSアプリケーションで行う方向性を親会社が決定しており、自分達が知らないシステムをこのまま利用して大丈夫なのか?という不安がありました。コンサルタントなどの外部有識者を入れて、客観的な評価を入れないと効果的な判断ができないという状況でした。    Q.数多くある会社からSazaeを選んだ理由は何ですか? 親会社側は、別のコンサルタント会社を活用しておりましたが、様々な観点から、弊社にはあってないように感じました。Sazae社は、相談した内容に対して、提案が適切でフィットしたのと、価格面もリーズナブルで、打ち合わせも適宜柔軟に対応いただいたり、社内で伴走して推進していただいくのにはピッタリでした。   Q.想定していた以上の効果は何かありますか? 事前に進め方のブリーフィングがあるため、効率的に相談できたことが良かったです。また、今回膨大な議論や大量な情報をまとめて整理する必要があり、社内だけではそういったことの経験者が少なく、外部を使ってスムーズにできたのも良かった点です。その他の効果としては、社内の人間だけだと立場によって発言力に影響が出てしまうが、第三者目線で入ってもらい、社内のパワーバランスと切り離したところで整理が出来たことや、論理的な視点やフレームワークを活用していただきサポートしてもらえた点も非常にプラスでした。社内だけだと回りにくい仕事も力添えいただきました。   Q.今後のSazaeにはどのようなことを期待してますか? 親会社のプロジェクトが大きいので関係会社としてどこにフィットしていく必要があるか、親会社に合わせる部分と自社としてどうすればいいのかを検討していかないといけないので、引き続きその部分を伴走支援していただきたいです。現在、親会社と様々な基盤を共有しています。工場設備からネットワーク、いくつかのメインITシステムなどです。今後も、どのアプリが受け入れられてどのアプリは自社独自で行うのかを取捨選択する必要があり、そこの伴走支援を引き続きお願いしたいと考えています。