ローコード開発『Mendix』機能とメリットを徹底解説
近年、多くの企業が「業務プロセスを効率化したい」「システム開発にかかる時間とコストを削減したい」といった課題に直面しています。これらの悩みを解決する方法として、ローコード開発プラットフォームが注目を集めています。その中でも、Mendixはグローバルで高く評価され、多くの企業に採用されています。 Mendixの最大の特徴は、専門的なプログラミングスキルがなくても、自社の社員が主体となってアプリケーションを迅速に開発できる点です。 特に日本では、深刻なエンジニア不足のため、プロジェクトごとに外部のエンジニアに業務を委託する企業が多いのが現状です。しかし、外部委託にはエンジニアの選定、契約手続き、請求書処理などの管理業務が伴い、時間やコストの大きな負担となります。また、プロジェクト終了後には派遣エンジニアが抜けてしまい、社内にノウハウが蓄積されない。という問題も避けられません。 こうした課題を解決するのがMendixです。ローコード開発を活用することで、プログラミング未経験の社員でもドラッグ&ドロップの直感的な操作でアプリケーションを作成することが可能になります。これにより、外部委託に頼らず、自社リソースだけでシステム開発を進められます。さらに、Mendixは高度なカスタマイズや既存システムとの連携にも柔軟に対応でき、業務プロセスの効率化や新たなアイデアの実現をスムーズにサポートします。 Mendixを導入することで、日本特有のエンジニア不足という課題を克服しつつ、限られたリソースで効率的な開発を実現できます。Mendixは、システム開発における心強いパートナーとなるでしょう。 本記事では、Mendixが選ばれる理由、主要な機能、導入のメリットについて詳しく解説します。この記事を読むことで、貴社の業務課題に適した解決策が見つかるかもしれません。 Mendixの全体像を把握し、最適なローコードプラットフォームを見つけましょう。 1. Mendixが選ばれる理由 理由1: 開発スピードの向上 理由2: 未経験エンジニアでも使いやすい設計 理由3: 柔軟な拡張性と連携機能 理由4: マルチクラウド対応 理由5: DX推進を支えるコミュニティとサポート 2. Mendixの主要機能 ビジュアル開発環境 アプリケーションの一元管理 複数デプロイメントオプション リアルタイムコラボレーション機能 AIを活用した開発支援 3. 導入メリット 開発コストの削減 業務効率の向上 市場投入までの時間短縮 4. 具体的な活用シーン 業務プロセス自動化 顧客管理システム(CRM)の構築 IoTデータ管理アプリの開発 5. まとめ 1. Mendixが選ばれる理由 理由1: 開発スピードの向上 Mendixは、コードの記述を最小限に抑えた直感的なビジュアル開発環境を提供しています。これにより、従来の開発に比べて最大10倍のスピードでアプリケーションを構築することが可能です。短期間でのプロトタイプ作成やリリースを実現します。 理由2: 未経験エンジニアでも使いやすい設計 IT業界でも人材不足が深刻化されていますが、その中で適切なスキルを持つエンジニアの確保に苦労する企業やプロジェクトも多いと思います。 Memdixではプログラミング経験が少ないロースキルエンジニアや未経験エンジニアでも、ドラッグ&ドロップ操作を用いて簡単にアプリを開発できるようになっており、IT部門と各業務部門が協力してアプリケーション開発を進めることが可能です。また、従業員のトレーニング期間も短縮されます。 理由3: 柔軟な拡張性と連携機能 Mendixは、他のシステムやAPIと容易に統合できるため、既存のITインフラとの互換性が高いです。また、拡張性が高く、現代の凄まじいニーズの変化や、企業の成長にあわせて柔軟に対応が可能です。 理由4: マルチクラウド対応 MendixはAWSやAzure、オンプレミス(自社サーバー)など、さまざまなクラウド環境に対応しています。これにより、企業のIT戦略に合わせて柔軟にデプロイ(アプリケーションを実際に動かす環境へ配置すること)が可能です。 理由5: DX推進を支えるコミュニティとサポート Mendixは、世界中にユーザーコミュニティを持っています。このコミュニティでは、他のユーザーからのノウハウの共有や技術的なアドバイスを受けることが可能です。また、公式サポートチームは、迅速な問題解決をサポートします。さらに、豊富なオンラインドキュメントやチュートリアルも提供されており、初心者から上級者まで安心して利用できる環境が整っています。これにより、DX(デジタルトランスフォーメーション)を進める企業の取り組みを力強く後押しします。 2. Mendixの主要機能 ビジュアル開発環境 Mendixのビジュアル開発環境は、直感的なドラッグ&ドロップ操作で画面やプロセスを構築できる点が特徴です。例えば、フォームの作成やデータフローの設定はコードをほとんど書かずに行えます。この機能により、プログラミングに詳しくないスタッフでもプロトタイプの作成や簡単な業務アプリの開発が可能になります。 アプリケーションの一元管理 開発中のアプリケーションだけでなく、公開済みのものもMendixプラットフォーム上で一元管理できます。これにより、バージョン管理やアップデートがスムーズに行えるため、複数プロジェクトを同時に進めている場合でも効率的に運用できます。 複数デプロイメントオプション Mendixは、AWSやAzureといった主要クラウドサービスはもちろん、オンプレミス環境にも柔軟にデプロイ可能です。企業のIT戦略やセキュリティポリシーに合わせて最適なデプロイ方法を選択できます。 リアルタイムコラボレーション機能 Mendixでは、複数の開発者や業務担当者が同時に作業できるリアルタイムのコラボレーション機能を提供しています。タスクの割り当てやフィードバック共有がスムーズに行え、開発スピードをさらに加速させます。 AIを活用した開発支援 Mendixには、AIによる開発支援機能が組み込まれており、開発中にベストプラクティスを提案したり、エラーを自動で検知したりすることで、効率的かつ高品質なアプリケーション開発をサポートします。 3. 導入メリット 開発コストの削減 従来の開発手法では、高度なプログラミングスキルを持つエンジニアを多数確保する必要がありますが、Mendixを活用すればロースキルのエンジニアや未経験エンジニアでも開発に参加できます。その結果、人件費の削減や外注費用の削減が期待できます。 業務効率の向上 Mendixを活用することで、煩雑な業務プロセスを簡単にアプリケーション化し、自動化することが可能です。例えば、日報の手動入力作業を自動化し、従業員の作業負担を軽減するようなケースで効果を発揮します。 リリースまでの時間短縮 Mendixのスピーディーな開発環境は、アイディアを短期間で形にすることを可能にします。 AIの発達によりトレンドやビジネスのスピード感が従来よりもさらに加速している現代。競合他社よりも早く市場にアプリケーションをリリースできることで、ビジネスチャンスを逃しません。 4. 具体的な活用シーン 業務プロセス自動化 Mendixを活用すれば、経費精算、勤怠管理、在庫管理など、日常業務の多くを効率化できます。例えば、紙ベースで行っていた経費精算をアプリ化することで、申請・承認プロセスを自動化し、全体の作業時間を大幅に短縮できます。 顧客管理システム(CRM)の構築 Mendixは、企業独自のニーズに対応したCRMを構築するのに最適です。既存のCRMでは対応できない特殊な要件を持つ場合でも、Mendixなら短期間でカスタムソリューションを開発できます。 IoTデータ管理アプリの開発 製造業や物流業界では、IoTデバイスが生成する膨大なデータを効率よく管理・活用することが求められます。Mendixを使えば、リアルタイムデータの可視化や分析ツールの開発が容易に実現します。 5.まとめ Mendixは、開発スピードの向上やコスト削減、業務効率化を実現するだけでなく、エンジニア不足に直面している企業にとって理想的なソリューションです。日本市場では、外部委託に依存することによるコストや手間を削減し、自社内での開発力を強化できる点が大きな魅力です。 さらに、Mendixのドラッグ&ドロップ操作を活用することで、IT部門だけでなく、各業務部門も開発に積極的に参加できる環境が整い、チーム全体で現場のニーズに即したアプリケーションを素早く開発することができます。これにより、デジタルトランスフォーメーション(DX)の加速が可能になります。 Mendixの導入を検討することで、ビジネスのスピードと競争力をさらに向上させるサポートをお手伝いします。 SazaeはMendixのパートナーとして、導入のサポートを行っておりますので、ご不明点やご相談があればお気軽にお問い合わせください。 お問い合わせはこちら
[参加無料] DX推進のためのローコード開発プラットフォーム「ServiceNow」体験セミナー(全3回)
この度Sazaeは、千葉大学dri( DXデザイン研究室)と共催で、ServiceNowを中心としたDXプラットフォーム勉強会を全3回に分けて実施いたします。最新のローコード開発プラットフォームの基礎を短期間かつ無料で学べる貴重な機会です。 セミナー申込はこちらから 概要 千葉大学dri(DXデザイン研究室)とは? 千葉大学dri(DXデザイン研究室)は、DX推進を支える人財開発プログラムの研究に取り組んでいます。特に、技術革新が進む中、海外の多様なソリューションをいち早くキャッチアップすることは、DX推進において重要な鍵となります。研究室では、ノーコード・ローコード開発やiPaaSなどの最新プラットフォームに注目し、これらを活用したアップスキリングおよびリスキリングの機会を提供することを目指しています。ServiceNowを学ぶ貴重な機会 今回のセミナーでは、ローコード開発プラットフォームとして進化を続けるServiceNowにフォーカスし、その全体像や開発に必要な基本機能を短期間で学ぶことを目的としています。このプラットフォームの価値や有用性を実感しながら、その可能性を探り、自身のスキルアップにつなげられる貴重な機会を提供いたします。 スケジュール 2024年12月11日(水) 19:00-20:30 2024年12月25日(水) 19:00-20:30 2025年1月15日(水) 19:00-20:30 開催形式 Zoom セミナーの内容 フェーズ 内容 Phase 1 概論(ServiceNowサービス概要、資格体系の全体像、環境セットアップ方法、ユーザ管理・権限管理、アプリ開発基本の流れ、ポータル・ダッシュボード) ○ 環境セットアップ、開発ポータルのハンズオン Phase 2 アプリ開発(ケース解説:UI開発、ワークフロー、デプロイ、一連) ○ アプリ開発一連流れハンズオン Phase 3 まとめ(資格取得、個別解説(ITSM概要、ダッシュボード、管理ポータル、Nowアシスト等最新技術トレンド) ○ パッケージソリューションの解説 講師 内村 智浩 氏 (Sazae Japan SaaS Department Head) 三邊 氏 (ServiceNow Senior Manager, Solution Consulting) 参加対象 エンジニア経験を問いません。ご興味のある方のご参加をお待ちしております。 参加枠・申込形式 参加枠 申込形式 参加費 参加者 学生 抽選制 無料 0人 / 定員5人 一般 抽選制 無料 1人 / 定員5人 ※ 抽選結果は、2024/12/06 以降にメールおよびイベント詳細ページで通知されます。 セミナー申込はこちらから 注意事項 同業他社様のイベント参加はお断りしております。 キャンセル待ち・補欠・落選の方はご参加いただくことが出来ませんのでご了承ください。 欠席される場合は速やかにキャンセル処理をお願いいたします。 無断キャンセルや欠席が続く場合、次回以降の参加をお断りする場合がございます。
地域産業の未来とDXの実践 ~持続可能な経営基盤の構築~セミナーのご案内
セミナー申込はこちらから アジェンダ Sazaeは、2024年12月19日 京都北都信用金庫と共催で、デジタルトランスフォーメーション(DX)を通じて企業の効率化を図るためのセミナーを北都ななほし会様向けに開催いたします。 本セミナーでは、企業の現状と未来に焦点を当て、DXの導入による具体的な成功事例や、企業成長を促進する実践的なアプローチをご紹介いたします。実際に企業内でのシステム運用立ち上げや、デジタル人材育成を行った事例を基に、効果的なDXの進め方を解説いたします。 持続可能な経営基盤の構築に向けたヒントを得る機会として、ぜひご参加ください。 テーマ 「地域産業の未来とDXの実践 ~持続可能な経営基盤の構築~」 内容 地域産業の現状と課題 人件費や原価高騰など経済状況の解説 DXとは何か? DXがもたらす可能性や成功事例 実践的なDX事例のご紹介 勤怠導入など生産性向上に成功した具体的な取り組み IoT活用による業務効率改善 コストについて 導入コストと期待される成果のバランスについて 日時 2024年12月19日(木)18:30~20:00(日本時間) プログラム 開場/受付 :18:30 セミナー :19:00~20:00 参加条件 ななほし会 会員様 会場 京都北都信用金庫大宮支店3階 大会議室 ぜひこの機会にDXを用いた社内の効率化を共に考えませんか? 以下のリンクより詳細をご確認いただき、お申し込みください。 このセミナーに申し込む 京都北都信用金庫について 京都北都信用金庫は、1901年に設立され、京都府北部を中心に39店舗を展開する地域密着型の金融機関です。宮津市に本店を置き、地域産業の発展と経済の活性化を支える役割を果たしています。これまでに複数の信用金庫との統合を経て、地域の多様なニーズに応える金融サービスを提供し続けています。 ななほし会について 現在の京丹後の地域産業は、成熟期を迎える業種がある一方、衰退期に向かいつつある業種も混在しています。 しかし、いつの時代も地域産業の発展が、地域のインフラ整備につながり、社会制度の充実を後押しし、私たちの生活を向上させてきたことを考えると、今後とも地域産業の育成・発展が、この地域における将来に向けての課題だと考えられます。 そして地域創生が問われる現在、改めて我々の置かれている現状を考えると、新たな視点で地域に向き合い、働きかけていくことが重要だと思われます。このような中、次代を担う若手経営者が一丸となり、地域産業を再評価し、地域資源を活用した新たな産業創出を目指すと共に、地域の金融機関を始め、様々な団体や企業とも情報共有し、協働しながら成長することが必要となってきています。 我々若手経営者は、自らの事業にしっかりと向き合い、将来に向けての経営ビジョンを描きつつ、地域社会、地域経済を担っていく覚悟の下、京丹後の未来に向かって、企業の発展と豊かな地域社会・地域経済を築くことに挑戦するため、この会を発足します。 【目的】 京都北都信用金庫との協働により、次の事業の達成を目的とする。 1. 経営者としての資質の向上、および健全な経営基盤を築いていくこと 2. 会員間の交流を通じて、会員相互が発展できる環境を作っていくこと 3. 地域社会・地域経済の活性化および永続発展のための機会を作っていくこと 登壇者 小森 政博(こもり まさひろ) 岡山県出身。東京でSIerとして活動し、結婚を機に京丹後へIターン。 地元製造業で社内システム、経営企画に従事したのち、地域の人材不足に危機感を覚え2021年に独立。 帰ってきたいと思える魅力的なまちを目指し、IT、経営、人材育成の分野で地元企業への継続的な支援を行っています。 また、まちの人事企画室にも所属し、チームで地域課題に 対する行政への支援も行っています。 Sazae Pty Ltd 代表取締役 溝尻 歩 オーストラリア&日本&ベトナムでITコンサル/SIer事業を行うSazae Pty Ltd : Founder/CEO大学卒業後、関西のIT企業でシステム開発とサーバー運営を担当。2009年からはシドニーに拠点を移し、クーポン、モバイルペイメントアプリ、法律関連、教育関連のスタートアップに従事。日本、オーストラリアなどのグローバルなITプロジェクトで、エンジニアやマネージャーとして活躍。 現在は、オーストラリア、日本、ベトナムでITコンサルティング、システム開発、外資系SaaS導入などを手がける「Sazae」という会社の創業者兼経営者。また、「Innovation Dojo」という、起業家の人材育成やスタートアップのインキュベーション、イノベーション関連の事業開発と資金調達をサポートする会社の共同創業者も務めている。 IT技術者などのプロフェッショナルな方々の情報交換・親睦を目的として、JAIT(Japan Australia IT)も設立し、様々な国でイベントを開催している。 主催・共催・協力 京都北都信用金庫 ななほし会 注意事項 申込者多数の場合は抽選となる可能性がございますのでご了承ください。
【Boomi】Boomi導入支援セミナーの実施報告 ~満員御礼~
弊社は、2024年11月6日に Boomi Japan 合同会社、株式会社オープンソース活用研究所、マジセミ株式会社と共同でBoomi導入支援セミナーを開催致しました。 当日は、有り難いことに定員を超える多くの参加者様にお越しいただきました。 IT業界だけでなく、様々な業界の方々にご参加いただき、予想以上の反響にスタッフ一同大変嬉しく思っております。 ・Boomiについて Boomiとは、エンタープライズ企業が保有・管理する多種多様なシステムおよびアプリケーションの統合を可能とするインテグレーション・サービス(iPaaS)です。 CRM、SFA、MAなどのツール間のデータをリアルタイムで連携し、企業の意思決定精度を向上させます。また、Boomiはローコードで構築可能であり、その難易度も低いため、運用を内製化することができます。その結果、外注リソースの削減やスムーズな運用の改善を行うことができます。 ・弊社のBoomiパートナーシップとしての歩み 弊社は、Boomiとのパートナーシップを通じて、国内外多くの企業様に対しBoomiについての概要や導入のメリット、具体的な活用事例を踏まえながら製品イメージをより具体化できるよう様々なかたちで導入支援を行っております。 今回のBoomi導入支援セミナー終了後に、下記のお声をいただきました。 ・Boomiの概要や特徴をつかめた。 ・製品イメージや具体的な機能情報を知れた。 ・iPaaSの比較からBoomiの実際の活用事例まで幅広く学べた。 ・最新の自動化ソリューションの情報を知れた。 ・iPaaSの比較や最近のトレンドを聞けたのがよかった。 改めて、ご参加いただいた皆様、そして今回のセミナーをサポートしてくださった方々に感謝申し上げます。 今後も、皆様にとって有益なセミナーを提供できるように努力して参ります。 ▽Boomiに関してのご相談 ビジネスおよびパートナーのエコシステム全体にわたり、アプリケーション、データ、スタッフをシームレスに接続するとこが出来ます。 まずはお気軽にお問い合わせください。 問い合わせはこちら アジェンダ ツールごとに分散するデータ SaaSを始めとしたクラウドツールの利用が急速に広がり、多数のツールを並行利用する企業も増えています。 部門単位でクラウドツールを導入している場合、最適化されているケースも多いですが、ツールごとに分断されたデータが膨大になり、データのサイロ化という問題が生じています。 データの分断が生み出す弊害 データのサイロ化により、共有すべき情報が連携されていないため、意思決定に悪影響が及ぶことがあります。また、データの統合に時間がかかり、リソースを無駄にする場合もあります。 データのリアルタイムな連携を実現し、ビジネス環境の変化に即応する 本ウェビナーでは、このような問題を解決するための「Boomi」をご紹介します。BoomiはCRM、SFA、MAなどのツール間のデータをリアルタイムで連携し、企業の意思決定精度を向上させます。ローコードで構築可能なため、迅速に内製化し、外注リソースを削減できます。 プログラム 14:45~15:00 受付 15:00~15:05 オープニング(マジセミ) 15:05~15:45 CRM・SFA・MAなどに分断したデータをリアルタイムで連携し、ビジネス環境の変化に即応する ~内製化による迅速リリースを実現するローコード活用&SIerからの脱却~ 15:45~16:00 質疑応答 登壇者 Boomi Japan 合同会社 カントリーゼネラルマネージャー 堀 和紀 日本電気株式会社にて、運輸、流通、サービス業の担当SEを経て、1995年、日本マイクロソフト株式会社入社。同社のエンタープライズ部門でプリセールスSEリード、金融営業マネージャー、コンサルティング・サポートサービス部門でデリバリー統括本部 業務執行役員統括本部長、業務執行役員営業統括本部 統括本部長を歴任後、2020年9月よりBoomi カントリーゼネラルマネージャー。 Sazae Pty Ltd 代表取締役 溝尻 歩 オーストラリア&日本&ベトナムでITコンサル/SIer事業を行うSazae Pty Ltd : Founder/CEO大学卒業後、関西のIT企業でシステム開発とサーバー運営を担当。2009年からはシドニーに拠点を移し、クーポン、モバイルペイメントアプリ、法律関連、教育関連のスタートアップに従事。日本、オーストラリアなどのグローバルなITプロジェクトで、エンジニアやマネージャーとして活躍。 現在は、オーストラリア、日本、ベトナムでITコンサルティング、システム開発、外資系SaaS導入などを手がける「Sazae」という会社の創業者兼経営者。また、「Innovation Dojo」という、起業家の人材育成やスタートアップのインキュベーション、イノベーション関連の事業開発と資金調達をサポートする会社の共同創業者も務めている。 IT技術者などのプロフェッショナルな方々の情報交換・親睦を目的として、JAIT(Japan Australia IT)も設立し、様々国でイベントを開催している。 主催・共催・協力 Sazae Pty Ltd (プライバシー・ポリシー) Boomi Japan 合同会社(プライバシー・ポリシー) 株式会社オープンソース活用研究所(プライバシー・ポリシー) マジセミ株式会社(プライバシー・ポリシー) ※共催、協賛、協力、講演企業は将来的に追加、削除される可能性があります。
Online Retailer Conference 2024 in Sydney から得たインサイト
先日、Online Retailer Conference 2024に行ってきました。 このカンファレンスは、オーストラリアのRetail業界の最新動向と、eコマース業界のイノベーター&StartUp、SaaSメーカー、技術専門家が集まり、オンライン小売の未来を語り合う重要なイベントです。ここでは、カンファレンスで得た主要な洞察と、それがSazaeのミッションとどのように結びつくかについてご紹介します。 オムニチャネル戦略へのシフト 今年のカンファレンスの中心的なテーマの一つは、オムニチャネル戦略の重要性の高まりでした。小売業者はもはや実店舗やオンラインプラットフォームだけに依存するのではなく、これらのチャネルを組み合わせてシームレスな顧客体験を提供することが求められているようです。 Sazaeでは、この分野においてSaaSソリューションが大きな可能性を秘めていると考えています。クラウドベースのプラットフォームを導入することで、小売業者は在庫、顧客データ、販売チャネルを統合したシステムを構築でき、業務の効率化と顧客満足度の向上を実現します。 データ駆動型のパーソナライゼーション もう一つの重要なテーマは、データを活用したパーソナライズされた顧客体験の提供です。小売業者は、データ分析を通じて顧客の行動や嗜好を理解し、個別化されたマーケティングキャンペーンを実施しています。Sazaeにとって、これは我々のITコンサルティングサービスが大きな影響を与える分野です。高度な分析ツールを導入し、既存の小売システムと統合することで、データを実行可能なインサイトに変え、顧客ロイヤルティを高める支援が可能です。 当日、iPaaSのCeligoの方々ともお話しさせていただく機会がありました、 Celigoは、最近APACに進出してきており、AU/NZ/SGはやはりかなりの需要があり、日本でも需要が増えてきているとおっしゃっていました by Lahif Yalda AIと自動化の台頭 人工知能(AI)と自動化は、小売業界において革新をもたらす重要な要素として強調されていました。チャットボットによる顧客対応から、AI駆動の在庫管理システムに至るまで、その応用範囲は広がっています。Sazaeでは、すでにAIを活用したソリューションの導入を支援しており、オペレーションの効率化と意思決定の改善に貢献しています。今回のカンファレンスで得たインサイトは、これらの技術を活用して競争力を維持することの重要性を改めて確認させるものでした。 またどこのSaaSベンダーもやはりAI推しのところがありました、今はAIの話なしではなかなかSaaSベンダーも生き残りづらいんだと改めて思いました。(とはいえ、まだ現場レベルまで落ちていない感触もあります、) 結論 Online Retailer Conference 2024では、小売の未来を形作る上で重要なトレンドについて、多くの洞察を得ることができました。Sazaeは、これらのトレンドを取り入れたコンサルティングとSaaS導入サービスを提供し、企業がデジタル変革の道を歩む手助けしていこうと思います! 当日の写真 当日参加していて会社の一覧 Amazon AU - オーストラリア市場向けに幅広い商品を提供する世界最大のオンラインリテーラーです。 Shopify - 中小企業がオンラインストアを簡単に構築できるeコマースプラットフォームを提供しています。 Twilio - コミュニケーションAPIを提供し、企業が顧客と電話やメッセージで簡単に連携できるようにします。 AfterShip - eコマース業界向けの出荷追跡ソリューションを提供し、顧客の配送体験を向上させます。 Dotdigital - マーケティングオートメーションプラットフォームを提供し、企業の顧客エンゲージメントを強化します。 Chronos Digital - 小売業者向けにデジタルマーケティングと技術ソリューションを提供しています。 Mailchimp - 電子メールマーケティングツールを提供し、企業が顧客リストを効率的に管理できるよう支援します。 ShipStation - 出荷管理ソフトウェアを提供し、eコマース企業が効率的に発送業務を行えるようサポートします。 Choco Up - アジアの成長企業向けに資金提供と支援を行う、収益ベースのファイナンスプラットフォームです。
Boomiとは何か?話題のIPaaSソリューションを徹底解説
『Boomi』という名前は聞いたことがあっても、具体的に何ができるのか分からない方も多いのではないでしょうか。 Boomiは、さまざまなシステムやアプリケーションを簡単に連携させることができるクラウドベースの統合プラットフォームです。 この記事では、Boomiが選ばれる理由や主要な機能、導入することで得られるメリットについて詳しく解説します。 Boomiを導入することで、企業の業務効率を大幅に向上させ、コスト削減にもつながります。 初めてBoomiについて知る方でも、この5分間の記事を読むことで、その全貌を理解できるでしょう。 1.Boomiが選ばれる理由 理由1: 一元管理の利便性 理由2: 使いやすいインターフェース 理由3: カスタマーサポートの充実 理由4: 高いカスタマイズ性 2.Boomiの主要機能 iPaaS(Integration Platform as a Service) データ管理 アプリケーション統合 API管理 B2B/EDI管理 マスター・データ管理 3.導入メリット 業務効率の向上 コスト削減 顧客満足度の向上 4.具体的な活用シーン toB向けサービス企業のシステム統合 toC向けサービス企業のデータ統合 サービス業の顧客サポートの改善 5.自社の課題を解決できるか確認しよう 1. Boomiが選ばれる理由 理由1: 一元管理の利便性 Boomiは、クラウド、オンプレミス、SaaSアプリケーションなど、さまざまなシステム間のデータを一元管理できる点が大きな特徴です。 これにより、異なるプラットフォーム間でのデータ連携が容易になり、システム全体の効率を高めることができます。 例えば、複数の営業管理システムや顧客管理システムを使用している企業では、Boomiを使うことで、それぞれのシステムからデータを統合し、重複を防ぎつつ、リアルタイムでのデータアクセスを実現します。 理由2: 使いやすいインターフェース Boomiは、直感的で使いやすいインターフェースを提供しています。 視覚的なUIとドラッグ&ドロップ機能を備えており、専門的なコーディングスキルがなくても、誰でも簡単に統合プロセスを構築できます。 これにより、IT部門だけでなく、ビジネス部門のスタッフでも手軽に操作でき、システム間のデータ連携を迅速に行うことができます。 理由3: カスタマーサポートの充実 Boomiは、導入から運用までをサポートする包括的なカスタマーサポートを提供しています。 24時間対応のサポートや豊富なドキュメントが用意されており、トラブルが発生した際にも迅速に解決策を見つけることができます。 また、定期的なアップデートや新機能の追加により、常に最新の技術を利用できる点も安心です。 理由4: 高いカスタマイズ性 Boomiは、企業の特定のニーズに応じたカスタマイズが可能です。 多様な業務プロセスに対応できる柔軟性があり、企業ごとの要件に合わせたシステム統合が実現できます。 例えば、特定の業界固有のアプリケーションとの連携や、独自の業務フローに合わせたプロセス設計などが可能です。 これにより、企業は自社のビジネスニーズに最適な形でBoomiを活用することができます。 Boomiは、その利便性、使いやすさ、サポートの充実度、高いカスタマイズ性によって、多くの企業に選ばれています。 次に、Boomiの主要機能について詳しく見ていきましょう。 2. Boomiの主要機能 iPaaS(Integration Platform as a Service) Boomiは、さまざまなアプリケーションやデータソースをシームレスに連携させる統合プラットフォーム(iPaaS)です。 クラウド、オンプレミス、ハイブリッド環境で動作し、企業のデジタルトランスフォーメーションを支援します。 視覚的なUIを使って、コーディングなしで統合プロセスを構築できる点が特徴です。 データ管理 Boomiは、データの一元管理とクレンジング、データ統合プロセスの自動化を提供します。 これにより、データの正確性と整合性が保たれ、ビジネスの意思決定を支援します。 異なるシステムからのデータを統合し、一元的に管理することで、データの整合性と可視性が向上します。 アプリケーション統合 Boomiは、異なるシステム間でのデータ連携を容易にするアプリケーション統合機能を提供します。 これにより、クラウド、オンプレミス、ハイブリッド環境でのシームレスなデータ交換が可能になります。 企業は、複数のアプリケーション間でのデータの移動を簡単に管理し、業務プロセスの効率化を図ることができます。 API管理 Boomiは、APIの作成、公開、管理を簡単に行うことができるAPI管理機能を提供します。 これにより、さまざまなアプリケーションやサービスとの連携が容易になります。 企業は、既存のシステムや新しいアプリケーションと迅速に統合し、ビジネスの柔軟性と拡張性を高めることができます。 B2B/EDI管理(企業間取引の電子データ交換) Boomiは、取引パートナーとのデータ交換を効率化するB2B/EDI管理機能を提供します。 これにより、企業間のデータ連携がスムーズに行え、取引業務の効率化が図れます。 標準的なEDIプロトコルをサポートしており、B2B取引の自動化と効率化を実現します。 マスター・データ管理 Boomiは、重要なビジネスデータの統合と一元管理を実現するマスター・データ管理機能を提供します。 これにより、データの正確性と整合性が向上し、ビジネスの意思決定が迅速に行えます。 統一されたデータビューを提供し、データ品質を維持するためのツールを備えています Boomiの主要機能は、多岐にわたり、企業のさまざまなデータ管理と統合ニーズに対応します。次に、Boomiを導入することで得られる具体的なメリットについて詳しく見ていきましょう。 3. 導入メリット 業務効率の向上 Boomiを導入することで、手動で行っていたデータ連携や入力作業を自動化し、業務効率を大幅に向上させることができます。 これにより、IT部門の負担が軽減され、他の重要な業務に集中できるようになります。 また、リアルタイムでのデータアクセスが可能になり、迅速な意思決定を支援します。 コスト削減 Boomiは、サブスクリプションモデルを採用しており、初期投資を抑えつつ、運用コストの予測が容易です。 効率的なデータ管理と自動化により、長期的なコスト削減が期待できます。 例えば、手動作業の削減やシステムの効率化によって、人件費や運用コストを低減することができます。 顧客満足度の向上 Boomiを活用することで、データの一元管理と迅速な対応が可能になり、顧客へのサービス品質が向上します。 顧客データの統合により、パーソナライズされたサービスを提供できるようになり、顧客満足度の向上が期待できます。 これにより、リピーターの増加や新規顧客の獲得に繋がります。 Boomiの導入により、業務効率の向上、コスト削減、顧客満足度の向上といった多くのメリットが得られます。 次に、Boomiを具体的にどのような場面で活用できるのかを見ていきましょう。 4. 具体的な活用シーン 製造業のサプライチェーン管理 Boomiは、製造業のサプライチェーンにおけるデータ連携をスムーズにします。 部品供給業者からのデータ、在庫管理システム、ERPなどを一元的に統合し、リアルタイムでの在庫管理と需要予測を実現します。 これにより、供給チェーン全体の効率が向上し、コスト削減に貢献します。 小売業の顧客データ統合 小売業では、オンラインストア、POSシステム、CRMなどのデータを統合することで、顧客の購買履歴や行動パターンを一元管理できます。 Boomiを活用することで、マーケティングキャンペーンをパーソナライズし、顧客エンゲージメントを強化できます。 ヘルスケア業界の患者データ管理 Boomiは、ヘルスケア業界での電子カルテ(EHR)、診療システム、保険データベースの統合を支援します。 患者データの一元管理により、診療の質を向上させ、医療従事者が必要な情報に迅速にアクセスできるようになります。 金融業界のデータ統合 金融機関では、顧客データ、取引履歴、リスク管理システムなどを統合することで、顧客サービスを向上させることができます。 Boomiは、複数のシステム間でのデータ連携を自動化し、リスク分析やコンプライアンスの強化を支援します。 Boomiの導入により、さまざまな業界での業務効率化とデータ統合が可能になります。 次に、Boomiが自社の課題をどのように解決できるかを確認していきましょう。 5. 自社の課題を解決できるか確認しよう Boomiは、多くの企業が抱えるデータ統合やシステム連携の課題を解決するための強力なツールです。以下のチェックポイントを参考に、Boomiが自社のニーズに適しているか確認してみましょう。 チェックポイント 複数のシステムを使用しているか? Boomiは、クラウド、オンプレミス、SaaSなど、異なるプラットフォーム間のデータ連携をスムーズに行えます。 データの一元管理が必要か? Boomiは、データの一元管理とクレンジング、自動化をサポートし、データの品質を向上させます。 業務プロセスの効率化を目指しているか? Boomiは、手動で行うデータ連携や入力作業を自動化し、業務効率を大幅に向上させます。 既存システムとの互換性を求めているか? Boomiの高いカスタマイズ性とAPI管理機能により、既存システムとシームレスに連携できます。 コスト削減を目指しているか? Boomiのサブスクリプションモデルで初期投資を抑え、運用コストの予測が容易になります。 これらのポイントに当てはまる場合、Boomiは自社の課題を解決するための最適なツールとなり得ます。 しかし、具体的な導入事例や成功事例を確認することで、さらに導入の効果を実感できるでしょう。 Boomiの導入や活用についてもっと知りたい方、具体的な事例や導入の流れについて相談したい方は、ぜひ下記のリンクより無料相談をご利用ください。 私たちの専門家チームが、貴社の課題に合わせて解決策をご提示させていただきます。 専門家が詳細な情報を提供し、貴社のデジタルトランスフォーメーションを成功へ導くお手伝いをいたします。 無料相談を申し込む Boomiを活用して、貴社の業務効率化とデータ統合の新しい可能性を実現しましょう。 無料相談会の詳細と申し込みはこちら
Boomiの紹介
弊社は、Boomiのパートナーなので、、Boomiの記事を日本語、英語で定期的に記載していく予定です。 Boomiは、クラウドベースの統合プラットフォームを提供するDell Technologies傘下の企業です。主力製品である「Boomi AtomSphere」は、さまざまなアプリケーションやデータソースを簡単に接続し、自動化するためのiPaaS(Integration Platform as a Service)です。 主な機能と特徴 アプリケーション統合 異なるアプリケーションやシステム間のデータ連携を容易にする。 クラウド、オンプレミス、SaaS、B2Bなど、多様な環境での統合をサポート。 データ統合 データのクレンジング、変換、同期を効率的に行う。 リアルタイムおよびバッチ処理のデータフローを管理。 API管理 APIの作成、公開、保護、管理を一元的に行う。 APIのライフサイクル全体をサポートし、エンタープライズレベルのAPI管理を提供。 マスターデータ管理(MDM) データの一貫性と品質を維持し、信頼性の高いデータを提供。 中央集権的なデータ管理を実現し、ビジネス全体のデータ統合を促進。 B2B/EDI管理 パートナー間での電子データ交換(EDI)を容易にする。 B2Bの統合プロセスを自動化し、効率化を図る。 ワークフロー自動化 ビジネスプロセスの自動化をサポートし、業務効率を向上。 直感的なドラッグ&ドロップのインターフェースでワークフローを設計。 利点 迅速な導入 クラウドベースのため、短期間で導入可能。 コードレスのインターフェースで簡単に統合フローを作成。 スケーラビリティ 企業の成長に合わせて柔軟にスケールアップ可能。 クラウドネイティブのアーキテクチャにより、高い可用性とパフォーマンスを提供。 コスト効率 初期投資を抑えつつ、必要に応じて機能を拡張できる。 統合作業の効率化により、運用コストを削減。 セキュリティ エンタープライズレベルのセキュリティを提供し、データの安全性を確保。 各種規制に対応し、コンプライアンスを支援。 Boomiは、企業のデジタルトランスフォーメーションを加速させるための強力なツールであり、さまざまな業界で広く利用されています。
Sazae JapanとBoomiが手を組む: グローバルなDXプロジェクトにおける新たな可能性
弊社は、integration Platform as a Service(iPaaS)のリーダーであるBoomiとのパートナーシップを締結しました。 Boomi、Sazae Japanとパートナーシップ契約を締結 iPaaSパートナーとして、システム間連携の課題解決に貢献 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000029.000068656.html Boomiとは? Boomiは、システム間連携をクラウド上で構築するiPaaS(Integration Platform as a Service)のリーダーです。日本企業においてクラウド利用の需要が高まる中、BoomiのiPaaSは多くの企業にとって非常に魅力的なソリューションとなっています。 なぜBoomiなのか? Sazae Japanは、グローバルにビジネスを展開している企業です。特にServiceNowプロジェクトでBoomiと連携した経験から、Boomiの習熟性、開発サイクルのサポート、安定性・保守性に大いに感銘を受けました。 このパートナーシップがもたらすもの この協力関係により、Sazaeのお客様に対して、システム間連携や、ServiceNow、コンテンツ管理システムDrupalといった案件における総合的な支援が可能となります。 最後に Sazae Japan取締役、溝尻歩氏は次のようにコメントしています。「海外で導入実績が多いBoomiとパートナーを組むことで、よりスムーズにプロジェクトが進行できると思っております」 Boomi Japan合同会社 代表、堀和紀氏もまた、「業種を問わず、お客様がDXの推進に向けて早く簡単にデータやアプリケーション、業務プロセスをつなぐことを実現いただけるよう支援してまいります」と述べています。 このパートナーシップは、Sazae JapanとBoomiが共に新たな高みを目指す大きな一歩です。今後とも、皆様のご支援を賜りますようお願い申し上げます。 Boomi Partner Summit in Sydney Boomi Partner Summit in Sydney も11月にありますので、そこで皆さんにお会いできるのを楽しみにしております。 https://boomi.com/partner-summit-sydney/
【Boomi MDH : Master Data Hub】の特徴・使いどころ・使い方をご紹介
弊社がパートナーをやらせていただいているiPaaSソリューションのBoomiのご紹介です。 本記事では前回記事に続いてBoomiのソリューションの一つを紹介したいと思います。今回は『MDH』 (Master Data Hub)を取り上げます。MDHを紹介するにあたり、筆者の取得したBoomi資格『Associate Master Data Hub Certification 2022』の内容も踏まえながら進めていきたいと思います。 *Boomiの各資格はboomiverseというDell Boomi社が提供している無料のオンライントレーニングを通して取得できます。学習コンテンツも豊富で質も高いです。 MDH:Master Data Hubとは? 名前から少し察することができるように、MDHでは企業のもつ複数のサービス・アプリケーションで用いている各データのマスターとなるデータを保持し、必要に応じて接続先サービスのデータもMDHのマスターデータで更新できます。正にデータハブの役割を担っているようなイメージです。 MDHではこのような各サービス・アプリケーションに対してのマスターデータとなる情報を保持し、それらのデータを『Golden Records(GR)』と呼んでいます。Golden Recordsは言わば信頼できる唯一の情報源(= Single Source of Truth)となるわけです。MDHではGRを信頼できる状態に保てるように、各サービスのソースデータとID で紐付けたり、様々な条件やビジネスルールを加えることによって、重複なくより正確にデータを保持できる機能が備わっています。これら機能については後ほど少し触れたいと思います。 どんなビジネスケースに使えるのか さて、これまでMDHの概要と特徴を少し紹介してきましたが、このMDHはどんなビジネスの問題を解決し得るのか、その使い所についても触れたいと思います。 例えば以下のような状況は割とあるあるなのではないかと思います。 セールスチームが営業活動を実施する際に顧客のContact情報をCRM(SalesForce)に入力して管理する。 ステータスがWON/CLOSEDになったら、社内のDB(MySQL)にContact情報を登録する。 その後、ポストセールス活動では社内の他のチームが他システム/アプリなどからMySQLに対して顧客情報を参照/更新していく一方で、SalesForce側では顧客との関わりが薄くなり、SF側の情報はUpdateされないままとなっている。 社内のシステム間、データソース間で情報の差異が発生し、どの情報が最新なのかも不明な状態に陥る。 *参照元:Boomi社提供「Associate Master Data Hub」トレーニング このような状態に陥ってしまうと、顧客に対してどの情報が正確で信頼できるのかが不明瞭になってしまい、適切なカスタマー・エクスペリエンスを提供していく際の障壁になりかねません。不正確な顧客データなどは、製品やサービスに対する信頼の喪失につながり、顧客は他の選択肢を採用してしまうかもしれません。ビジネスの損失につながる可能性があるのです。ガートナー社の調査でも企業や組織は、データ品質が低いと年間平均 1,500 万ドルの損失が発生するとされています。大変です。 MDHにはどんな特徴があるのか マスターデータを保持するだけであれば、一般的なDBやRed HatなどのDWHサービス、AWS S3なども候補にあがるかもしれません。MDHはデータ保持に加えて、保持するデータをいかにGolden Recordsとするか、という点に対していくつかの特徴的な機能が備わっています。その中でいくつかを紹介していきたいと思います。 特徴的な機能①:MDHレコードは各データソースのレコードと一意のIDで紐付けされる。 一度MDHに取り込まれたレコードは、ソース元レコードとGRレコードを紐づけるIDが内部的に作成され、MDH内の参照テーブルに保持されます。このIDによるマッピングが今後MDHとデータソース間でデータのやり取りが発生する際に、既存レコードかどうかを判断するために不可欠なものとなります。 特徴的な機能②:IDで紐づいた各レコードは、MDHとデータソース間で常時同期できる。 IDで紐づいたレコードに対しては、各データソースでレコードがUpdateされた際に、MDHのGRをUpdateし、さらに他のデータソースに対しても最新情報をUpdateすることが可能です。各データソースに対して、MDHからUpdateするかどうかの制御も可能です。 *参照元:Boomi社提供「Associate Master Data Hub」トレーニング 特徴的な機能③:GRを定義するModel(データオブジェクト)を作成する際に、データ精度を向上するためのルールや、重複排除するためのルールをUIを通して定義できる。 どのようなレコードをGRとして保持するかを定義する際に、MDHではまずデータのModelを作成します。そのModelを作成する際に、MDHから提供されている機能を用いて、保持するGRの精度を向上できるのです。詳細は後述の「使ってみよう」で触れたいと思います。 使ってみよう(開発) では実際にはどのように使い始めることができるのか、MDHのLifecycleに沿って大まかに見ていきましょう。 MDHのLifecycleは Define → Deploy → Synchronize → Steward
【Boomi】最先端iPaaSソリューション を資格取得しながら触ってみる
弊社がパートナーをやらせていただいているiPaaSソリューションのBoomiのご紹介です。 Boomiとは? Boomiとはエンタープライズ企業が保有・管理する多種多様なシステムおよびアプリケーションの統合を可能とするインテグレーション・サービス(iPaaS)です。Boomiの保有する各ソリューションは『Boomi AtomSphere Platform』として提供されています。今回はその中でも『Integration』というサービスについて触れていきたいと思います。 せっかくなので著者が保有するBoomi資格『Professional Developer Certification』を取得するまでの学習内容に沿ってBoomi Integrationの機能を紹介していきたいと思います。 *Boomiの各資格はboomiverseというDell Boomi社が提供している無料のオンライントレーニングを通して取得できます。学習コンテンツも豊富で質も高いです。 触ってみる。 Boomi Integrationでは下図のようなBuildタブをWebブラウザで表示しながら、GUIで各コンポーネント(プロセス・シェイプなど)を作成してくイメージです。 上図はProfessionalのひとつ前の資格であるAssociate Developerの学習コンテンツで実際に作成するプロセスになります。 上図プロセスではSalesForceに接続し一定の条件でフィルターした企業情報を取得し、条件分岐を実施した後にTrueの結果のレコードに対してはフォーマットを整形してDBにレコードをインサートしています。 もうひとつプロセス例を見てみましょう。こちらはProfessional Developerのコース内容です。 こちらのプロセスではBoomiでWebサービスを作成しています。Boomiでは他アプリに対して自らデータを取得する(=リクエスト投げる)ことに加えて、Webサービスを作成することでデータを受信(=リクエストを受ける)ことも可能です。イベント・ドリブンのアーキテクチャにも対応できるというわけです。 もちろんBoomiからAPIリクエストをコールすることもできます(下図)。 感想と考察 今回ご紹介したのはBoomi Integrationで実装できるほんの一部の機能でしたが、実利用を想定したより複雑なビジネスロジックや、一般的なエラーハンドリング、作成済みの他プロセスを複利的に利用(Process Call)したりすることもできます。また、今回の例は1対1システムの統合でしたが、多:多のシステム統合を実施する時にはBoomiキャンバス上で視覚的にシステム間の接続が把握できるのは大きな利点かと思いました。またSalesForceだけでなくOracleやSAPなどのERP、AzureやAWSなどのクラウドサービスとの接続に利用するコネクターも利用可能であり、それらのサービスを利用している企業にとっても使い勝手のよいサービスだと思いました。 複数システムが複雑に組み合わさったエンタープライズ企業にとって、今後のシステム統合を進めて行く上でBoomiは一つの切り札になる可能性が高いと感じています。 Go Boom it !